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日本の街

噴火湾口に突き出した鉄の街の旧市街


室蘭

街のあらまし

胆振地方の中心都市、「鉄のまち」室蘭市の古くからの中心部、室蘭駅の周辺エリアです。

室蘭市域は、海に突き出た絵鞆(えとも)半島を中心とした蘭西地区と、付け根から内陸側の蘭東・蘭北地区に大分でき、都市機能は蘭西地区の室蘭駅周辺と、蘭東地区の東室蘭駅〜中島町あたりの2箇所に集積しています。 室蘭のまちとしては、もともと港として地形的に恵まれた室蘭駅周辺を中心に発展してきましたが、 人口の増加に伴い、住宅を建てられる平地が不足するという、地形の特性が裏目に出始め、可住地を広く確保できる東室蘭駅側の開発が進みはじめます。1980年ごろからは商業施設も東室蘭駅の近くへの出店が相次ぎ、陸上交通の利便性などからも蘭東への集積が進みます。さらに製鉄所の合理化や、近接する苫小牧の港湾機能拡充なども背景に、次第に室蘭の特に室蘭駅周辺は「旧市街」的な色を帯びるに至り、現在では行政機能と歓楽街的な店が中心になっています。

測量山は、そんな絵鞆半島の先端にある高台。市街地から程近くにあり、港町・室蘭のすがたが一望できるスポットです。

室蘭市街地

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室蘭駅前。正面に見える山は測量山です。TV局の電波塔が並んでいます。

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地形がよくわかる地図。同じ北海道の函館にも似ています

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駅から西へ歩きます。右側は室蘭郵便局。このほかにも室蘭市役所やNHK室蘭放送局など公的な機関は、室蘭の古くからの市街地であるこの近辺に所在しています。

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オレンジの屋根が目を引きます、中央町商店街へ。室蘭の旧市街を取り囲むように伸びる商店街です。

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営業している店は多くありません。。

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中央町の交差点。

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中央町アーケードがある室蘭中央通は、かつて函館から札幌へ至る道として整備された「札幌本道」の名前から「札幌通」と呼ばれたとのこと。札幌本道は函館を出ると森まで陸上を経由し、そこから室蘭へは海路とし、室蘭から再び札幌まで陸上を経由するルート。室蘭の港から伸びる札幌通の道沿いに古くの室蘭市街地は形成されたようです。

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↑の交差点から南側へ。室蘭市街地の道は地形の割に碁盤の目状ですが、古い札幌本道に由来するこの通りはゆるやかに屈曲しています。

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路地からは歓楽街が顔を覗かせます。

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カーブを進み、南から東に向きを変えたあたりでアーケードは終わります。

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「札幌通り」看板のあった交差点から今度は北へ。もう少しアーケードは続きます。

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「アーケード川柳」時事的な内容でした。

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かつての賑わいに思いを馳せながら歩きましょう

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室蘭プリンスホテル。かつての「丸井今井室蘭店」(1981年に東室蘭駅ほど近くの中島町へ移転)の建物を活用しています。

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今度は歓楽街へ。中央通りに囲まれるようなエリアに広がります。

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こちらは浜町小路。スナックやバーが点在。

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営業してなさげな店舗も多いです。

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路面は石畳風に加工されております。

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「浜町小路」の一本西側の通り。こちらは居酒屋が点在しており、人の集まる営業中の店舗もちらほらあります。

測量山

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室蘭プリンスホテル付近から伸びる坂道を登ると、測量山へアクセスできます。

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住宅もある市街地の坂といった雰囲気ですが、登るほどに険しくなってきます。

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次第に「山の上」感ある雰囲気に。

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山頂の看板が見えてくるともう少しです。

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そして頂上へ。灯台やモニュメントが並びます。写真奥には海が。

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測量山からの風景。室蘭市街地の形がよく見える人気スポットです!

参考(いずれも2025年7月18日閲覧)
室蘭市の市街地の拡大 - 奥平忠志
<デジタル発>あの道内地方百貨店はいま(上) 消えた中心市街地の「顔」:北海道新聞デジタル
室蘭都市圏の人口推移過程と地価変動

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